ポルカドットとは?
ポルカドットは、Web3.0(分散型のWeb世界)実現を目的とした
プロジェクトで、2020年8月に上場したばかりの新しい仮装通貨。
Web3.0を簡単に説明すると、現在の Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft など GAFAM による大企業に依存した中央集権的なWebではなく、ブロックチェーン技術を用いる事で、不正アクセスや個人情報流出のリスクを軽減できる分散型のWebのことを指す。
ポルカドットはスイスにある「Web3 Foundation」という財団が開発した仮装通貨でありブロックチェーン。
ティッカーシンボルは「DOT」
その財団の重要人物のギャビン・ウッド博士は、仮想通貨時価総額第2位のイーサリアムの共同創設者でもあり、その経緯からも 仮想通貨の世界では、有名人であり 実力者であることは言うまでもない。
その博士が中心となって開発を進めているポルカドットは注目を浴びていると言える。
そこで、Polkadotの特徴を3つ紹介したい。
Polkadotの特徴①
ポルカドットは他の仮想通貨と比べて特殊な構造をしている。
普通、仮想通貨の基本的なブロックチェーンは1つの仮想通貨につき一つのチェーンしか持っていないが、ポルカドットは1つのリレーチェーンと複数のパラチェーンを持っている。
リレーチェーンとは
ポルカドットの軸となるチェーンで、ポルカドットエコシステム全体の合意形成やセキュリティ保持を担う。
パラチェーンとは
リレーチェーンに接続される異なる独立したチェーンで、最大100個まで存在する事ができる。
パラチェーンは、パラチェーンオークションというイベントで選出されて、リレーチェーンに順次接続されていく。
このパラチェーンは将来的に有望と思われる多種多様な開発が選出され接続されていく事になる。(オークションに参加できる)
また、ポルカドットエコシステムでは、セキュリティがリレーチェーン間でプールされる事により各パラチェーン間で共有される。
これは Pooled Security と言い ポルカドットエコシステム全体にとってもパラチェーン側にとっても有益な仕組になっている。
仮想通貨ネットワークは、ネットワーク維持を行なう人の数によってセキュリティの高さが変化する。
初期の仮想通貨の場合、ネットワーク維持を行なう人も少なくセキュリティが低くなり、ハッキングなどの被害に遭いやすい。
例えば、未来有望なプロジェクトであっても駆け出しでセキュリティが足りない… でも、ポルカドットのパラチェーンとなる事で高いセキュリティが得られるというもの。
Polkadotの特徴②
スケーラビリティ問題に陥らない
スケーラビリティとは、ブロックチェーンにユーザーが集中し取引量が多くなった際に取引を処理しきれなくなり遅延がおきたり、取引の手数量が高騰するという問題のことで、今のイーサリアムのデメリットを補う特徴がある。
パラチェーンの仕組みは、トランザクションを1つずつ処理する従来のブロックチェーンとは異なり、複数のチェーンで多くのトランザクションを並行して処理する。
一方で、単一のメインチェーンのみを利用したブロックチェーンでは、スケーラビリティの限界が近く、処理しきれなくなる可能性が高い事になる。
よって、複数のトランザクションの並行処理は、スケーラビリティ問題を解消する仕組みとして注目されている。
Polkadotの特徴③
インターオペラビリティ(ブロックチェーンを相互運用する)をより簡単にできるようになる。
単なる仮想通貨チェーンを相互に接続できることにより、仲介者を必要としない取引・コミュニケーションが可能となる。
これまでインターオペラビリティが無かったため、仮想通貨Aを仮想通貨Bに替える際、中央集権的な取引所を通して行なうのが一般的だった。
ポルカドットのリレーチェーン・パラチェーンなどの仕組みを活かすことにより P2P(個人間)での取引が可能となり、Web3.0の分散型の取引が実現できるようになる。
まさに、将来魅力的なシステム!
ということで、
先月、ポルカドットのパラチェーンオークションで実際にプロジェクトに貢献してみた。
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